A.合併前の旧病院時代に新卒で入職して以来、こちらに勤めて20年以上となります。地元香川で力を尽くしたいという思いからこちらの病院を選びました。特に小豆島は他の地域と比べると高齢化率が高い地域となります。加えて夜間には船の往来も止まってしまうため、島の医療を支える主な拠点は唯一ここだけとなります。そんな特異な環境だからこそ、他にはない大きなやりがいを味わえるのではないかと考えこちらに入職いたしました。
A.私たちの職種は一般的には診療放射線技師と呼ばれています。例えばレントゲンやCT、MRI、超音波や骨密度、血管撮影などのさまざまな検査実施や分析をはじめ、専門機器の操作や管理まで幅広く扱っています。患者さんたちと日常的にふれあう医師や看護師たちと比べるとあまり知られていない仕事のひとつかと思いますが、日々の診療を支えるためにはとても重要となる縁の下の力持ち的な存在とも言えます。ときに医師からアドバイス(診断補助)を求められることもあります。そういったときに迅速に正確な回答をご用意できるためにも、日々研鑽を積む努力が欠かせない仕事となります。日々医療は進化しています。中でも検査に関わる医療機器などはその最先端を突き進んでいくような分野にもなります。精度の高い情報を患者さんに安定してご提供し続けられるためには、自分自身も敏感にアンテナを張り巡らして分野問わず積極的に学ぼうとする姿勢が欠かせません。勉強会やスタッフ間の情報交換の場も活発に設けられていますし、実際にさまざまな症例やケースを持つ患者さんと出会うことによって初めて本物の知識となって積み上がるような現場です。他職種のスタッフとの連携や意見交換なども必須となりますから、コミュニケーション力やチームワークもとても重要です。患者さんに対しての信頼関係はもちろんのこと、スタッフ間の絆も大切にしながら毎日の業務に向きあっています。
A.検査を受けられる患者さんは、やはりどこか不安な面持ちでいらっしゃいます。そういったときに声をかけさせていただいたり、患者さんの不安を少しでも取り除けるようなお話しができたときなどはこの仕事のやりがいと価値を強く感じられています。データ的な部分でサポートさせていただくことはもちろんのこと、本当に些細なことですけれども精神的な部分まで少しでも助けになれたときには嬉しく思います。
A.もしここが都会の大きな病院だったなら、きっとCTならCTだけを専門で扱えばいいような仕事内容だったのではないでしょうか。それがここではとてもいい意味で広くいろんな分野に携わることができます。医療の領域だけに限らず、患者さんとの豊かなコミュニケーションだったり、他職種の方との交流だったり――自分という一人の人間を作り上げていく中で深く影響を受けるような良い刺激をたくさんいただいています。知識やスキル面の向上だけでなく、人との確かなつながりを体感できることで、以前にも増して患者さんに対する思いや責任感が強く持てる自分に成長したように思います。
Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?
A.20年以上にわたってこの仕事に従事していますが、まだまだ学ばなければならないことがたくさんあることを痛感しています。医師から診断補助を求められた際には、確かな裏付けを持ってもっと自信を持ってご説明差し上げたいと思いますし、後輩の育成などももっと自分が中心となって積極的に取り組んでいくべき課題と考えています。
A.画像情報科には8名のスタッフがいますが、半数以上が男性というとても珍しい部署です。同世代のスタッフが多いこともあって、みんな阿吽の呼吸でスムーズに仕事が進んでいきます。他職種の方々との情報交換も活発で、スタッフはみんな広い視野を持って患者さんと接することができています。ミーティングなどは特別な場を設けなくてもスタッフ同士が気づいたときに連携しあっていますし、自然とお互いをカバーしあおうとできるチームワークがあります。今は新型コロナウイルスの影響もあって一堂に会して行うような勉強会は控えていますが、必要に応じてスタッフ間で情報共有が行われています。それぞれ得意とする分野をしっかりと持っていますし、何かあればお互いの知識をとても信頼して業務の中に活かすことができています。仕事のオン・オフの切り替えもしやすい環境ですのでとても働きやすい職場です。
A.とかく専門的な知識や技術ばかりが求められがちな仕事ではありますが、ここにはそれ以上にコミュニケーション力や人間力などといった部分においても、互いに良い刺激を与えあい高めあうことができる素晴らしい仲間たちがいます。コツコツと努力を惜しまず、人とのつながりや優しさを大切にできる方とぜひ一緒に働きたいと思います。学校で学んできた知識よりも、むしろ現場で実際に経験を積んで初めてわかることのほうが多い仕事です。経験の浅い方も手厚くサポートさせていただきますので、興味のある方はぜひお気軽にお問いあわせください。
A.合併前の旧病院時代に新卒で入職して以来、こちらに勤めて20年以上となります。地元香川で力を尽くしたいという思いからこちらの病院を選びました。特に小豆島は他の地域と比べると高齢化率が高い地域となります。加えて夜間には船の往来も止まってしまうため、島の医療を支える主な拠点は唯一ここだけとなります。そんな特異な環境だからこそ、他にはない大きなやりがいを味わえるのではないかと考えこちらに入職いたしました。
A.私たちの職種は一般的には診療放射線技師と呼ばれています。例えばレントゲンやCT、MRI、超音波や骨密度、血管撮影などのさまざまな検査実施や分析をはじめ、専門機器の操作や管理まで幅広く扱っています。患者さんたちと日常的にふれあう医師や看護師たちと比べるとあまり知られていない仕事のひとつかと思いますが、日々の診療を支えるためにはとても重要となる縁の下の力持ち的な存在とも言えます。ときに医師からアドバイス(診断補助)を求められることもあります。そういったときに迅速に正確な回答をご用意できるためにも、日々研鑽を積む努力が欠かせない仕事となります。日々医療は進化しています。中でも検査に関わる医療機器などはその最先端を突き進んでいくような分野にもなります。精度の高い情報を患者さんに安定してご提供し続けられるためには、自分自身も敏感にアンテナを張り巡らして分野問わず積極的に学ぼうとする姿勢が欠かせません。勉強会やスタッフ間の情報交換の場も活発に設けられていますし、実際にさまざまな症例やケースを持つ患者さんと出会うことによって初めて本物の知識となって積み上がるような現場です。他職種のスタッフとの連携や意見交換なども必須となりますから、コミュニケーション力やチームワークもとても重要です。患者さんに対しての信頼関係はもちろんのこと、スタッフ間の絆も大切にしながら毎日の業務に向きあっています。
A.検査を受けられる患者さんは、やはりどこか不安な面持ちでいらっしゃいます。そういったときに声をかけさせていただいたり、患者さんの不安を少しでも取り除けるようなお話しができたときなどはこの仕事のやりがいと価値を強く感じられています。データ的な部分でサポートさせていただくことはもちろんのこと、本当に些細なことですけれども精神的な部分まで少しでも助けになれたときには嬉しく思います。
A.もしここが都会の大きな病院だったなら、きっとCTならCTだけを専門で扱えばいいような仕事内容だったのではないでしょうか。それがここではとてもいい意味で広くいろんな分野に携わることができます。医療の領域だけに限らず、患者さんとの豊かなコミュニケーションだったり、他職種の方との交流だったり――自分という一人の人間を作り上げていく中で深く影響を受けるような良い刺激をたくさんいただいています。知識やスキル面の向上だけでなく、人との確かなつながりを体感できることで、以前にも増して患者さんに対する思いや責任感が強く持てる自分に成長したように思います。
Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?
A.20年以上にわたってこの仕事に従事していますが、まだまだ学ばなければならないことがたくさんあることを痛感しています。医師から診断補助を求められた際には、確かな裏付けを持ってもっと自信を持ってご説明差し上げたいと思いますし、後輩の育成などももっと自分が中心となって積極的に取り組んでいくべき課題と考えています。
A.画像情報科には8名のスタッフがいますが、半数以上が男性というとても珍しい部署です。同世代のスタッフが多いこともあって、みんな阿吽の呼吸でスムーズに仕事が進んでいきます。他職種の方々との情報交換も活発で、スタッフはみんな広い視野を持って患者さんと接することができています。ミーティングなどは特別な場を設けなくてもスタッフ同士が気づいたときに連携しあっていますし、自然とお互いをカバーしあおうとできるチームワークがあります。今は新型コロナウイルスの影響もあって一堂に会して行うような勉強会は控えていますが、必要に応じてスタッフ間で情報共有が行われています。それぞれ得意とする分野をしっかりと持っていますし、何かあればお互いの知識をとても信頼して業務の中に活かすことができています。仕事のオン・オフの切り替えもしやすい環境ですのでとても働きやすい職場です。
A.とかく専門的な知識や技術ばかりが求められがちな仕事ではありますが、ここにはそれ以上にコミュニケーション力や人間力などといった部分においても、互いに良い刺激を与えあい高めあうことができる素晴らしい仲間たちがいます。コツコツと努力を惜しまず、人とのつながりや優しさを大切にできる方とぜひ一緒に働きたいと思います。学校で学んできた知識よりも、むしろ現場で実際に経験を積んで初めてわかることのほうが多い仕事です。経験の浅い方も手厚くサポートさせていただきますので、興味のある方はぜひお気軽にお問いあわせください。
A.以前は大阪の総合病院にて勤務していましたが、このたび主人の実家である小豆島に戻ってきたご縁でこちらに入職する運びとなりました。実は夫婦ともにこちらの小豆島中央病院に勤務しています。地域に密着した病院ということもあって、ここはとても穏やかで温かな雰囲気に溢れています。子育て中の身でもあるので、福利厚生面の充実もとても魅力的でした。病児保育のサポートもあるとお聞きし、自分自身としてもしっかりと腰を据えて安心して仕事に取り組める職場だと感じました。
A.私が担当している3F病棟には、外科・整形・脳外科といった分野の手術前後のケアを必要とされる患者さんが多くいらっしゃいます。手術までの事前準備に関わる業務や入退院にまつわる段取り、検温や採血などの毎日の健康管理から各種処置、清拭などの衛生管理にいたるまで業務内容は多岐にわたります。いざ入院することとなった患者さん側としても、とても不安なお気持ちでいっぱいなことと思います。少しでも安心を与えられるように声かけを積極的に行うようにしたり、常に笑顔を絶やさないような温かな雰囲気づくりを心がけることをモットーとしています。特に今は新型コロナウイルスの影響もあって、面会などはかなり制限された状態を余儀なくされています。大変心苦しいことですが、患者さんやご家族の方たちの身の安全を最大限お守りしなければならない立場としてはやはりある程度いたしかたないことでもあります。会いたい人に会えないという辛さは病気のこと以上に心細いことと思います。そういった精神的な部分においても今は特に気を配りながらスタッフ一同、しっかりとお支えできるよう努力いたしております。
Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?
A.3F病棟にはADL(日常生活動作)が高い方が多いので、手術後の容態が落ち着いた方から順次退院されることが多いです。本来の元気なお姿を取り戻して、嬉しそうにしていらっしゃる患者さんを見送ることは、私たち看護師にとってもやはり何にも代えがたい喜びです。入院患者さんとは日々対話を通じて距離感や信頼関係も徐々に深まってまいりますので、「ありがとう」と直接的に感謝の言葉をいただけるときなどはこの仕事ならではの大きなやりがいを感じられます。ありがたいことにご家族の皆さんからも感謝の言葉をよくいただきます。こちらこそ家族の一員となれたような感覚を味わえて穏やかな気持ちに包まれています。小豆島という小さな町にある病院だけに、コミュニティ全体を力強くお支えする役目も大変大きいことと思います。少しずつ顔なじみの方が増えていく喜びもまた、人との絆の深まりを体感できて、とても嬉しく思いながら日々のモチベーションに繋がっています。
A.妊娠・出産で少しブランクは挟みましたが、看護師歴としては10年弱となります。大阪時代には300床もある大きな総合病院や療養施設などで経験を積んできました。救急外来や総合内科での勤務経験もあるため、さまざまな場面での医療の形を広く学んできたつもりです。特に療養施設では看取りのケアも多く経験してまいりました。病状の回復度合いだけに目を向けるのではなく、身の回りのケアや食欲の変化などちょっとした日常の変化の中に重要な気づきが隠されていることはよくあります。患者さんと密にふれあう中にもいろんなことにもっと敏感に気づいて適切な対応が取れる看護師になりたいと思います。今までの経験を糧に、これからも患者さんと丁寧に向きあいながら自分らしい看護のあり方を模索していきたいと思います。
Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。
A.3F病棟には現在30~40名くらいのスタッフがいますが、本当に皆さん優しい方たちばかりです。どんな場面でも支えあえる仲の良いチームです。業務の中でわからないことや困ったことがあればすぐに先輩たちが助けてくださいますし、ミーティングも活発に行われているので安心して自分の仕事に取り組むことができています。月に一度は勉強会も開かれていますので、知識面においても手厚くサポートしていただけます。子育て世代のスタッフも多く、みんなで自然と協力しあいながら無理なく働きやすい環境です。現在私は時短勤務で働かせていただいていることもあり夜勤はありませんが、生活スタイルや個人の事情に応じても勤務時間を相談しやすい職場ですし、キャリアアップを目指したい方には全力で応援してくださるとてもありがたい病院です。
A.看護師の仕事は人と関わることが大好きという方にはとても向いている仕事だと思います。人とのコミュニケーションを大切に思える方とぜひ一緒に働きたいですね。観察力もとても必要となる現場ですが、それは経験とともに自然と身についてくることだと私は思います。知識やスキルよりも、まずは思いやりを持って人と接することを楽しめることがこの仕事においては一番大切なことではないでしょうか。新人さんには先輩が一人に一人についてくださり手厚くご指導いただけますので、ぜひ安心してお越しいただければと思います。
A.合併前の旧病院時代から勤務し、今年で11年目となります。地元である小豆島に本格的に戻ってきたことが入職のきっかけとなりました。実は一度、医療の世界を離れて全く違う仕事に就いていた時期もありました。そんな紆余曲折を経験したからこそ、あらためてこの医療に携わる仕事へのやりがいや価値に気づかされましたし、もう一度この仕事と真剣に向きあいたいと考えるようになりました。父が造船のエンジニアで、母が看護師をしていたという家庭環境もあって、技術職と医療職のそれぞれの良さを知っていたからこそ自然と辿り着いた仕事なのかもしれません。
A.臨床工学科では、患者さんの治療を行うために必要となるさまざまな医療機器を扱っています。例えば人工透析に使用する機器などは目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。昨今では新型コロナウイルスの影響もあって人工呼吸器にも注目が集まっています。まさに私たちはそういった治療の最前線で患者さんの生命維持に欠かせない医療機器を扱う仕事をしています。ドクターや看護師たちと比べるとどうしても直接的にふれあえる機会は少ないかもしれませんが、安全な医療の現場を支えるためには欠かせない存在として日々私たちもともに戦っています。まさに命そのものにふれるような繊細な仕事ですから、独特な緊張感にも包まれています。敏感に神経をとがらせる一方で、少しでも患者さんやご家族の皆さんに安心していただけるように、笑顔を絶やさずお声がけさせていただくことも同じくらい大切なこととして捉えています。一刻を争うような非常事態の現場に呼ばれることもあります。スピード感と正確性を重視しながら、レスポンスを早くするということは特に意識して行うように心がけています。治療にあたるスタッフはそれぞれが全力を尽くして対応していますし、医療技術は日々めまぐるしく進歩しています。私たちも遅れを取らぬよう研鑽を積む努力が必要です。常に安心安全な医療をご提供できるために、各メーカーさんによる講習や勉強の場には必ず参加するようにしていますし、さまざまな認定取得なども積極的にチャレンジしています。高度な医療機器は病院側にとっても、ひいては島全体の医療においても大切な財産となります。プロフェッショナルな医療品質をこれからも維持できるよう、学び続けることこそが私たちの大事な使命だと感じています。
A.月並みな表現かもしれませんが、やはり「ありがとう」の言葉をいただけるときが一番やりがいを感じます。それは患者さんやご家族からだけでなく、看護師やスタッフ側からかけてもらえる「ありがとう」も同じくらい嬉しい言葉です。頼りにしていただけていることを実感できますし、この仕事ならではのやりがいを強く感じられます。なかなか患者さんとの意思疎通が難しい場面もありますが、次第に呼吸が楽になられていくご様子や数値が回復されてお元気な姿に戻られてゆくときなどはまるで自分の家族のことのように嬉しく思えて大きな達成感を感じています。
A.ある程度知識や経験を積んできて、少し自分に余裕を持てるようになったと思います。後輩の育成や責任感といった部分においてもかなり意識するようになりましたし、実際に教えるという立場になったことで、あらためてもう一度学びを深めたいという思いも強くなりました。人との繋がりに感謝する気持ちも、以前と比べてさらに大切に考えられるようになったと思います。
Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?
A.社会の流れとともに求められる医療の形も変化しています。私たちの仕事も今は主に病院内で必要とされることが多いですが、これから先の未来、ますますご自宅でのケアを望まれる患者さんが増えてくることでしょう。そういったときに私たちも病院を飛び出して、他職種の皆さんと連携を図りながら、在宅や施設においてのケアのあり方をもっと柔軟に模索していかなければならないと思います。必要とされる時にしっかりとお応えできる存在となれるように、今ある知識や経験をもっと複合的に高めていきたいと思います。また、病院側にとっても私たちのような存在が大きな価値のひとつとなれたらいいなと思います。
A.臨床工学科には現在7名のスタッフがいますが、20代後半から40代という比較的若いメンバーで構成されています。シフト制でそれぞれ担当に分かれての勤務となりますが、月に一度は全員で集まるようなミーティングも開催されています。急なお休みにも柔軟に対応しながらお互いを補いあっています。夜間の呼び出しも時々ありますが、基本的にはしっかりと休日が確保されているのでプライベートな時間も充実しやすくとても働きやすい環境です。
A.責任感と協調性があれば誰でも取り組める仕事だと思います。個人の力だけでなく、チーム力が試されることの方が圧倒的に多い現場です。広い視野や探求心を持っていろんなことに果敢にチャレンジしようとできる方とぜひ一緒に働いてみたいですね。男女問わず活躍できる仕事です。興味のある方はぜひ一度見学にお越しいただければと思います。
Aここ小豆島は私のかけがえのない故郷です。地元で活躍したいという思いとともに5年前にこちらに入職いたしました。学生時代より呼吸器に関する分野に興味を持ち、呼吸器疾患やアレルギー疾患を多く扱う県外の国立病院にて経験を積んでまいりました。緊急対応も多く、いつも目の前のことばかりに慌ただしく追われて心身ともに疲弊してしまうような日々でした。一人一人の患者さんともっとじっくり向きあいながら丁寧な看護をご提供したいという本来の自分が思い描く理想の看護像とのギャップにいつの日か思い悩むようになってしまいました。そんな折、地元小豆島の地で力を尽くしてみたいと考えるようになりました。久しぶりに帰ってきた小豆島は昔と変わらず穏やかで、ゆったりとした時間が流れていました。ぜひこの慣れ親しんだ場所でお世話になった地域の皆さんに恩返ししたいという思いも高まり、こちらに入職いたしました。自分の理想とする看護のあり方を精一杯形にすべく、今日も感謝の思いを胸に島の皆さんをお迎えさせていただいております。
A.私の担当は4F病棟です。内科全般の急性期疾患で入院されている方が多い病棟となります。手術を待たれている方ばかりではなく、点滴による治療などさまざまなアプローチを必要とされている患者さんや脳梗塞や脳出血などで緊急搬送されていらっしゃる患者さんもいます。急変時の対応はもちろんのこと、回復期に向かわれている患者さんなどさまざまな病態の方がいらっしゃいますので、他部署のスタッフとも密に連携を図りながら幅広いケアをご提供するよう努めております。疾患名も症状も千差万別に入り乱れている場所ですので、総合的な知識や経験が物を言う現場でもあります。満床時で50名の患者さんを受け入れることができますが、そのほとんどはご高齢の方となります。複数の疾患をお抱えの方も多くいらっしゃいますので、一人一人の状態を常に正しく理解し、最善のケアを注意深く行うことを意識しています。今は新型コロナの影響もあってスタッフ一同、さらなる緊張感を持って患者さんのケアにあたっています。面会制限も設けられていますので、治療そのものだけでなく、患者さんお一人お一人の精神的な面でのバックアップにも最大限配慮させていただきながらのケアを大切にしています。皆が不安な状況だからこそ、一人一人の思いに丁寧に耳を傾けた温かな看護の大切さを今あらためて痛感しています。
A.私たち看護師は常に患者さんのそばにいます。一番のお辛い状態も知っています。だからこそ、元の元気な姿にまで回復されたときなどには自分のことのようにとても嬉しく思います。ご本人だけでなく、ご家族の方からもたくさんの「ありがとう」をいただきます。「ありがとう」の言葉は看護師冥利に尽きますし、私をつき動かす力の源となっています。今まで残念ながら亡くなられてしまった患者さんにも数多く出会ってきました。それでも皆さんが最後は笑顔で「ありがとう」「ここで最期を迎えられて良かった」とおっしゃってくださいました。もっと自分にもできることがあったのではないかと手探りで思い悩む日々の中でも、そういった言葉をいただける瞬間には本当に自分自身も救われる思いがします。特に看取りに関してははっきりとした正解がない中で、自分が今していることが果たして本当によいことなのかどうかを自問自答し続けることとなります。だからこそ、ご本人やご家族から温かな励ましの言葉をいただけるときには本当にありがたく心に響きます。
A.こちらの病棟に来てからは内科全般のとても幅広い疾患を知ることができていますし、脳神経外科といったような全く新しい分野への学びも経験させていただいております。さまざまな疾患に悩む患者さんと出会うことで、少しずつではありますが自分の看護士としてのスキルにおいても自信が持てるようになりました。また、こちらに来る前には産婦人科で新生児のケアについても学ばせていただきました。人が生まれて亡くなるという命の一連の営みをダイレクトに学べたことによって、自分の命に対する考え方や姿勢においてもより厚みや深みを感じられるようになりました。これからの自分の軸とすべきしっかりとした土台が作られてきたような実感があります。日々の経験を丁寧に積み上げてゆきたいと思います。
A.少しずつ顔見知りの方も増えてきて、本当に自分も大きな家族の一員になったような感覚を味わっています。患者さん一人一人がその人らしい生活を送れるように、ニーズをしっかりと捉えたケアがもっとできるようになるといいなと思います。知識や技術面だけでなく、コミュニケーション能力などももっと総合的にレベルアップしていきたいですね。そのためには自分自身も研修や資格取得などにもっと積極的に取り組んでいかなければならないと思いますし、分野問わずもっと貪欲に学びを広げたいと思います。
A.4F病棟には30~35名ほどの看護スタッフがいます。皆さんとても優しい方たちばかりです。勤務スタイルもさまざまで、ご自分のライフスタイルにあわせた働き方が叶えられる職場です。頼れる先輩スタッフが多く、困ったことがあってもすぐに解決できて安心です。小豆島は離島ですが、eラーニングなどの取り組みも活発に行われているので研修体制も充実しています。何でも相談しやすい風通しの良い職場でとても働きやすいです。。
A.人と関わることを何より楽しいと感じられる方、責任感を持って物事に取り組むことができる方であれば誰でも向いている仕事だと思います。一方で冷静な判断力も忘れてはならない大切な力となります。ここは新人さんをとても温かく迎えてくださる職場です。慣れないうちは先輩がしっかりとついてくださり、手厚くご指導をしてくださるので安心です。看護師の仕事は本当にやりがいに溢れています!一人でも多くの方にこの仕事の素晴らしさ、楽しさを知っていただけたらと思います。ご興味のある方はぜひお問いあわせください。